◆はじめに◆
こんばんは!
Vtuberをやっております紫代マキノと申します。
もう2年以上ポケモンのランクバトル実況ばかりやっております。
この度、レート2000を達成したので、嬉しくて久々に構築記事を書く運びとなりました。
視聴者のみなさんも、そうでないみなさんも、ぜひ読んでいただけたら私幸いでございます…!!
まず、この構築を組むにあたっての経緯なのですが。
シーズン2で最終5桁という結果になり、ポケモンの勝ち方が全く分からなってしまい、このままではいけないと思いました。
私は剣盾では最終3桁を何回も取ったことがあるので、それなりにポケモンができるはずなのですが、SVでは全く勝てなくなってしまい、途方に暮れました。
シーズン2最終日に不甲斐なくて本気で泣きました。そして5日間失踪しました(ご心配おかけして申し訳ありませんでした…)。
でも負けっぱなしでは悔しい。なんとかSVでも結果を出したい。沈んだままだろ起き上がらなくちゃ。
そこで私は考えました。剣盾では何故勝てていたのか。
初手ダイマです。
私は剣盾終盤の禁伝ルールにおいて、レシラムの初手ダイマ始動→受け回す構築を好んで使っていました。
レシラムは技範囲がとても広くて耐性も優秀で、殆ど出し負けをすることがないので安定して火力を押し付け、暴れた後に受けポケモン(エアームド、ハピナスやミミッキュ)を出し、最後にカウンターふいうちエースバーンで締める……という戦法を使って結果を残していました。
この戦術をSVでも再現できないかと考えました。
~前置き終わり~
(ここからいつも通りの論調になります)
◆使用構築◆
◆構築経緯◆
まず、初手ダイマに匹敵するのは初手タイプ一致テラスタルだと思い、これができるポケモンを考えた。
S3はパラドックスポケモンが解禁された初めてのシーズンなので、パラドックスから候補を考えてみることにした。
ポケ徹で見つけたほぼパラドックス統一のレンタルパーティを使ってみて、耐久調整したフェアリーテラス眼鏡ハバタクカミが火力と広い技範囲を持っていて優秀だと思い、ハバタクカミを軸にすることに決定した。
しかし、ハバタクカミを初手テラス枠にすると、初手ハッサムやジバコイルが辛いと思い、相手の構築にこれらが考えられそうな時に対抗できるポケモンとして飛行テラステラバカイリューを第2の初手テラス枠として据えることにした。
(2番目に採用したが、最終的に初手テラス枠はほぼカイリュー固定になった。個別紹介にて後述。)
次に、初手テラスで暴れた後の受けをどうするかを考えた。
対面構築になるので、とりあえずミミッキュが入れ得と思いミミッキュを入れることにした。
今シーズンもカイリューが大流行すると思い、のろいを入れることによってマルスケを剥がそうと考え、のろい型でいくことにした。
ハバタクカミやサーフゴーも流行しているので、この段階で技はシャドクロ、かげうち、呪いまで確定させた。
4体目は初手テラス+ミミッキュで荒らした後、とにかく素早いアタッカーでスイープしたいと考え、ブーストエナジー持ちテツノツツミを採用した。
クォークチャージを発動させると現環境ではスカーフドラパを除き一番速いのが魅力だった。また、クォークチャージのおかげでスカーフと違い技の撃ち変えができる点も魅力だった。
技範囲も水+氷+フリーズドライ(水抜群)という脅威の広さで、最後にゴリ押しすることができると考えた。
そしてここまで組んだ後、相棒枠であるエーフィにどのような役割を与えるか考えた。
エーフィは受けループにはとても強いので、受けループを相手してもらうことにした。
最後(最終日後半)に、この5体だと重いセグレイブや鋼枠に対抗できるようヒートロトムを採用。
イカサマを採用することでセグレイブに強く、初手カイリューで対面してしまった際に引いて展開しなおすことができるようになった。
◆構築のコンセプト◆
とにかく初手テラスで火力を押し付け1~2体瀕死にし、ミミッキュで呪い、スイーパーで締めるのを目標とする。
◆基本選出(全て順固定)◆
(カイリュー or ハバタクカミ)+ミミッキュ+テツノツツミ
8割程度がこの選出
VS セグカミラッシャ
カイリュー+ヒートロトム+テツノツツミ
VS受けループ
エーフィ+ハバタクカミ+ミミッキュ
◆個別紹介◆
エーフィ@こだわりスカーフ
テラスタイプ:フェアリー
臆病 マジックミラー
143(20)-x-86(44)-181(244)-116(4)-170(196+)
サイコキネシス/マジカルシャイン/サイコショック/トリック
HB:陽気ガブリアスのじしんを耐えられる程度を目安
S:最速ガブリアス抜き
相棒枠。対受けループ最強の型。
調整はシーズン1から使っている汎用的(だと自分では思う)な調整。
初手でスカーフを押し付け、相手によってサイコキネシスかサイコショックを選択することで擬似両刀になり簡単に受け破壊ができる。
ただ、最終日は受けループに1度も当たることがなく、マスコットになってしまっていた。
受けループ対策よりもキョジオーン対策を優先させて隠密マント型を持っていった方が良かったかもな、とシーズンが終わってから思った。
しかしながら、この構築は受けループが苦手なため、必要な枠ではあったと思うところもあり……。
一応最終日以外はちゃんと使う機会があって一定の結果を残してはいるし、配信でも活躍した場面は見せている。
選出率6位。
カイリュー@するどいくちばし
テラスタイプ:ひこう
意地っ張り マルチスケイル
191(196)-199(212+)-115-x-120-113(100)
テラバースト/じしん/アクアジェット/しんそく
H:191調整
S:最速ドドゲザン抜き
自慢のカイリュー。
このカイリュー自体はシーズン初期に自力で開発していたが、後から某有名実況者もほぼ同じ型を使っていたようで、シーズン中盤ではマークされていて使い辛かった。
しかし終盤になるとマークから外れているように感じ、最終日に使う運びとなった。
相手と出会って2秒で初手テラスを切り、飛行テラバでごり押しするのがお仕事。
削りきれなかった相手にはしんそく or アクアジェット(対ゴースト)をダメ押しすることで対応する。
カイリューの初手テラバがこの構築のコンセプトであり、これが全てと言っても過言ではない。とても強かった。
とにかく初手テラバで押し切りたいので持ち物はタイプ強化のするどいくちばしにしていた。
アクアジェットは2番手に出てきたハバタクカミを3割程度削ることができ、ミミッキュのかげうち圏内に入れることができるため、ネタではなく本当に必要な技だった。
タイプ一致テラス+先制技の通りの良さは爽快だった。あのクエスパトラも油断させた上で安全に狩ることができる。
技範囲的には飛行テラバ+じしんで対アーマーガアやミミズズ以外には十分なため、先制技2枠採用でも問題はなかった。
HPを被定数ダメージの効率が良い191まで振っているが、この調整のおかげでルミナコリジョン+テツノドクガのヘドロウェーブまで耐えることができたので良い調整だったと思う。
選出率2位。
ハバタクカミ@こだわりメガネ
テラスタイプ:フェアリー
臆病 クォークチャージ
145(116)-x-75-184(228)-155-193(164+)
ムーンフォース/シャドーボール/マジカルフレイム/サイコショック
HD:控えめハバタクカミのシャドーボール確定耐え
S:最速マスカーニャ抜き
第2の初手テラス枠。
カイリュー初手が通ってなさそうな時に選出していた……のだが、最終日の最後の方は多少無理をしてでもカイリューを選出した方が勝率が良くなる気がして殆ど選出しなかった。
終盤は常にマークされていて、構築に入っているだけで何かしらの対策ポケモンが選出される印象だった。
おかげでジバコイルや霊テラスドラパルトは出てくるんだろうなという予想は立てやすかったし、カイリューがそれらに強かったので選出誘導的な意味では良かった。
メガネムーンフォースの絶対的な火力は気持ち良い。撃たせてくれればだが。。
選出率5位。
ミミッキュ@いのちのたま
テラスタイプ:ゴースト
陽気 ばけのかわ
131(4)-142(252)-100-x-125-148(252+)
シャドークロー/じゃれつく/のろい/かげうち
ASの最速
初手カイリューやハバタクカミで暴れた後の中継ぎ役。
先発が削ってくれた2番手の相手を仕留めたり、のろいで削ったりすることが役割。
この構築はのろいがカギとなっていると言っても過言ではなく、このミミッキュは9割選出していた。
のろいが相手のカイリューを始めとした耐久のあるポケモンに強いのでシーズンを通してずっと使っていた。
初手をハバタクカミにした際にテラスを切る必要がないと思った場合等にミミッキュでテラスを切ることがあり、その際のシャドークロー+かげうちはとても強かった。やはりタイプ一致テラスタルは強い。
選出率1位。
ヒートロトム@オボンの実
テラスタイプ:フェアリー
図太い ふゆう
157(252)-x-173(244+)-126(4)-128(4)-107(4)
ほうでん/オーバーヒート/イカサマ/ボルトチェンジ
HB:セグレイブのきょけんとつげきを受けるためにほぼ特化
S:麻痺した最速ドラパルト抜き
最終日のメン限配信の直後に入った助っ人。
この枠には隠密マントサザンドラが入っていたが、キョジオーンが減っていると感じたため、明確なセグレイブ対策を優先させた。
この構築は対面構築だが、このロトムを使う時だけは交換する。
最終日の後半は初手をカイリューでほぼ固定していたため、相手の初手がセグレイブだった場合にこのロトムに引いていた。
イカサマが強く、数々のセグレイブを闇に葬った。
このロトムを入れてからヘイラッシャを選出されることが少なくなり、厄介なプレイングをしなくて済むことが増えてラッキーだった(ロトムとテツノツツミで見れるとはいえ出て来ないに越したことは無い)。
構築にハバタクカミを入れているため、ジバコイルやハッサムを呼ぶので鋼対策にもなったのがポイントが高かった。
テラスタイプはきょけんとつげきを透かせるようフェアリーにしてみたが、使う機会はなかった。
選出率4位。
テツノツツミ@ブーストエナジー
テラスタイプ:どく
臆病 クォークチャージ
131-x-134-176(252)-81(4)-206(252+)
ハイドロポンプ/れいとうビーム/みがわり/フリーズドライ
CSの最速
初手テラスカイリュー→呪いミミッキュ→からのアンカー的存在。
脅威の範囲の広さでスイープする役割。
最後に出すことがほぼ固定なので、のろいとの相性の良さもありみがわりの採用となっている。
みがわりは対ヘイラッシャのあくびや、対アラブルタケのほうしを透かすこともできたので入れ得だった。
極力ハイドロポンプを使わないように立ち回る必要があるが、最終日は気合で当ててくれていてレート2000に大きく貢献してくれた。
テラスタイプが毒なのは、対ハバタクカミでムーンフォースを耐えてくれる可能性があるかもしれないということで採用した(今冷静に考えると臆病のムーンフォース耐えくらいまでDを振っても良かったかもと思っている)。
目論みとは違ったが、最終日1回だけキョジオーン対面でボディプレスを対策できたので一応毒にしておいて良かった。
選出率3位。
◆苦手なポケモン◆
▸キョジオーン
最終日に減っていた印象だったため、明確な対策枠を思い切って外したので対キョジオーンへの勝率が落ちた。
受けループが死滅していたのでエーフィを隠密マント型で使えばもっと早くレート2000に上がれただろうと反省。
▸アーマーガア、ミミズズ
カイリューで対応できないポケモン達なので、基本選出とは違った選出をする必要があって多少窮屈。
ヒートロトムやテツノツツミを上手く使う必要がある。
勝率自体は悪くなかったように思うが、カイリューが通らないのはストレスだった。
◆結果◆
TNマキあーじゅ 最終1145位 (レート2004)
◆雑感◆
レート2000という大きな目標を達成できて本当に嬉しいです。
先月のボロボロで泣いていた自分に、来月はレート2000達成できるから安心して、と言ってあげたいです。
最終日はずっとガッチガチに緊張しながら潜っていました。
こんなに緊張して必死でメンタル削りながら何時間も戦うなんて初めてだったので、良い経験になりました。
最終的に可愛いポケモンばっかりになっていて、私の趣味が出ているなと思います。
無理して強いポケモンを使っている時より、可愛いと思っているポケモンを使った方が良い結果になるのは不思議です。モチベが変わるんでしょうね……。
◆リンク◆
▸この構築を使った配信(S4のマスボ上げに使いました)
また、YouTubeで配信をしているVtuberなのでチャンネルの宣伝をさせて下さい。
週3くらいでランクマの配信をやっているので、対戦好きの方良かったら遊びに来て下さい٩( ‘ω’ )و
▸YouTube
Twitterにも大体毎日います。見る側ではツイ廃です。
▸Twitter
また、私がランクマを続けるにあたってとても励まされた修造MADがあるので紹介させて下さい。
途中まではネタ要素強めですが、最後のサビ辺りは奮い立たされます。
▸アキラメンナゼッタイ