ポケモンLady1グランプリ使用構築

◆はじめに◆

ポケモンLady1グランプリの構築記事を読みたいという声があったので、簡単にですが書いてみたいと思います。

予選リーグと決勝トーナメントでは使ったポケモンは変えませんでしたが、エーフィとカイリューとアシレーヌは違う型になっています。

◆使用構築◆

◆構築経緯◆

ドリュウズが好きなので、砂パを使ってみたくてカバドリを使うことにした。

砂要員のカバルドンは初手に出すよりも2番手に出しクッションを兼ねた方が強いと思ったため、初手に強いポケモンを置きたいと思い、鉢巻カイリューを採用した。

戦略のコンセプトととしては鉢巻カイリューで高火力で殴った後、カバに引きステロあくび展開をし、ドリュウズの速さで積んで殴り、カイリューの神速で〆る動きを取るのを目指すこととした。

初手カイリューが出せない場合(相手に氷タイプがいる時など)の初手要因としてオーガポンアシレーヌを採用。

相手にパオジアンがいる時はBに厚く振ったオーガポン、テツノツツミやイーユイがいる時はチョッキアシレーヌを選出することでワンパンされないようにした。

嫁のエーフィは受け対策で採用したが、意外な形で活躍することとなった。

◆個別紹介◆

決勝トーナメントで使った順に型を紹介します。

・1戦目(VSこらるさん)

炎オーガポン(ラブりん)
かまどのめん テラスタイプ:炎
わんぱく かたやぶり
185(236)-144(28)-144(212+)-x-117(4)-134(28)
ツタこんぼう/ウッドホーン/がんせきふうじ/でんこうせっか

S:準速80族(カイリュー)抜き抜き
HB:意地鉢巻パオジアンの悪テラスかみ砕くを87.5%耐え

構築経緯の通り、相手にパオジアンがいたため1試合目の先発を担当することとなった。
結果的には初手に来たのはラグラージだったが、こらるさんの構築は誰が出てきても炎オーガポンが通っていたため、選出自体は悩まなかった。

このオーガポンの特筆すべきはほぼ特化したBである。
ここまで振ることで鉢巻パオジアンの悪テラスかみ砕くまで耐えることができる。そのため、パオジアン相手に信頼して出せるポケモンとなっていた。

実際に予選リーグでは悪テラス鉢巻ではなかったものの、パオジアンの攻撃をきちんと耐えて勝利した試合があった。

技はタイプ一致のツタこんぼうとウッドホーンは確定で、ミラー対策にがんせきふうじ、遅さをカバーするためにでんこうせっかとした。

カバルドン(カバーりょく)
さらさらいわ テラスタイプ:毒
のんき すなおこし
215(252)-132-187(252+)-x-93(4)-60
じしん/あくび/ステルスロック/ふきとばし

HBガチ特化カバルドン。
相方のドリュウズのための砂撒き要員。

HBに特化することであらゆる物理攻撃に対し何度も耐える。

普通のカバなのであまり書くことがないが、砂撒きとしては完璧な働きをしてくれた。

鋼テラスがメジャーではあるが、オーガポンに対する耐性に疑問があったため毒にしたところ、上手くハマってくれた。

ドリュウズ(サクガンゲキ)
いのちのたま テラスタイプ:草
いじっぱり すなかき
185-205(252+)-81(4)-x-85-140(252)
じしん/アイアンヘッド/テラバースト/つるぎのまい

S:Sを甘えている(努力値108までの)ブエナハバカミを抜くことができるので準速

砂エース。砂下の圧倒的な素早さで相手を翻弄していく。
準決勝以外では予選含め全試合で使うこととなった。

草テラスなのはドリュウズは耐性を変えた方が強いと思っているため、主に水ウーラオスを意識して草とした(後に水の方が良いと思うようになったが、本大会では草で使用)。

今回はオーソドックスな型だが、ちゃんと耐久調整をした方が強い気がする。
とはいえ大会ではずっと選出して勝ち進んだため、間違いなくMVPだった。


・準決勝(VSえむりさん)

カイリュー(ハービモラ)
いかさまダイス テラスタイプ:鋼
ようき マルチスケイル
167(4)-168(252)-115-x-120-145(252+)
スケイルショット/アイアンヘッド/けたぐり/しんそく

S:ミラー意識で最速

普通のスケショカイリュー……なのだが、準決勝においては囮役だった。

というのも、本当はえむりさんの構築相手には初手に置くならアシレーヌの方が有利だとは思っていた。

しかし、相手の初手はほぼ確実にエアームドであると思っていたため、エアームド相手だとアシレーヌが有利すぎてステルスロックを撒いてくれない可能性があったので、あえての初手カイリュー選出であった。

一応けたぐりを覚えているため、もしトリルガチグマが偽装で初手ノマテラブラッドムーンをぶっぱする型だったとしても対応することができるだろう、というのも初手に選出した理由ではあった。

カイリューは予選ではオーソドックスな鉢巻型を使っていたが、オープンシートとこだわりアイテムは相性が悪そうだと考え、スケショ型で使うこととなった。

準決勝では結局エーフィが3タテしたため技を使うことはなかったものの、決勝ではスケショを急所に当てまくって試合を捲りかけたので良い子だった。

エーフィ(すみれ)
おんみつマント
 テラスタイプ:フェアリー
ずぶとい マジックミラー
172(252)-x-121(236+)-150-115-133(20)
サイコノイズ/みわくのボイス/あさのひざし/めいそう

S:準速80族(カイリュー)抜き
H:耐久を上げたいのでぶっぱ
B:残り全部

嫁枠。受け気味の構築や特殊に偏った構築に出す。
めいそうを積んでからサイコノイズを連打するのが理想。

このエーフィは準決勝でのみ使うことになった。

決勝トーナメントではオープンシート制が採用されていたため、予め誰々にはこの選出をするということを決めていったのだが、えむりさんの構築はトリルポリ2からのガチグマ展開ができる構築だった。

私の構築はドリュウズの速さが持ち味なため、その対策でえむりさんと当たればトリル展開をしてくるだろうと踏み、カバドリが使えないことにとても焦りつつも何とかできないかとめっっっっちゃくちゃ考えた末に、エーフィの瞑想で全抜きするルートを思いついた。

これが上手くハマり、エアームドやポリ2対面で冥想を積み、トリル下のガチグマ対面では朝の日差しを連打することでやり過ごし、結果的に3タテをすることができた。

隠密マントは元々しおづけやどくバリ・でんきだま投げつける対策なのだが、この試合においてはポリ2のトライアタックでの状態異常ワンチャンを阻止することができており、完封に一役買っていた。

大会で嫁を使えて本当に良かった。私はエーフィを愛しています。


・決勝(VSあむさん)

カイリュー、カバルドン、ドリュウズと選出した。
型は今まで書いた通りなので割愛。


~予選で使ったポケモン~

アシレーヌ(いなばこうし)
とつげきチョッキ テラスタイプ:炎
ひかえめ げきりゅう
187(252)-x-117(180)-170(68+)-137(4)-81(4)
うたかたのアリア/ムーンフォース/テラバースト/サイコノイズ

チョッキアシレーヌ。調整意図は忘れた。一応オーガポンのウッドホーンは耐えるらしい……すみません。

テツノツツミやイーユイがいる時などに選出するつもりだったが、当たらなかった。ただ、晴れホムラ構築相手にタイプ相性的に有利だと思ったため、そこで選出することとなった。

カバドリを使っているため、B方面に固い浮いた鋼が来ると厄介かと思い炎テラバを採用したが、うたかたのアリアがあれば十分なのではないかと大会が終わってから思った。

一応草テラスコータス相手に炎テラバは刺さったので、結果論としてはあって良かったのだが……(でもなくても多分勝ってた)。いなばこうしだけあってナイスFIREBALLだった。

カイリュー(りゅうおう)
こだわりハチマキ
 テラスタイプ:ノーマル
いじっぱり マルチスケイル
175(68)-202(236+)-140(196)-x-121(4)-101(4)
しんそく/アイアンヘッド/ほのおのパンチ/げきりん

鉢巻Aほぼ特化カイリュー。
調整意図はまたもや忘れた。一応陽気カイリューのスケショ4回くらいは耐えるらしい……。

構築経緯に書いた通り、初手に出して暴れた後にカバに引き、最後に神速でスイープするのが理想。げきりんで一体持って行ってからのカバ展開でも良しとする。

ほのおのパンチはハッサムとラティの鋼テラス意識で採用した。

何の変哲もない普通の鉢巻カイリュー。

◆結果◆

準優勝でした。
決勝は相手のカイリューにアイアンヘッドを打ててたら勝ててたな~とは思うものの、択だったので仕方なかったです。

でも敗者復活からの準優勝だったので嬉しかったです。諦めなくて良かった。

予選の初戦でボコボコにされたえむりさんに準決勝でエーフィで勝てたのも良い思い出になりました。1勝1敗なのでどこかで決着をつけたいですね!

◆リンク◆

▸予選リーグ(マキノ視点)

▸決勝トーナメント(マキノ視点)

Lady1グランプリの私視点。準決勝はうるさいので注意。

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