◆はじめに◆
今期は禁伝と幻が制限なく使える環境ということで、今までの環境とは全く異なった環境となった。
参考にできる構築記事がなく、自分なりに考察することが大切だったので苦労したが、最終3桁&レート1800という一定の結果は達成できたので記事に残しておきたい。
(書くことで自分の頭の中を整理したいというのが一番にあるので、言葉足らずな点があったら申し訳ありません)
◆使用構築◆
◆コンセプト◆
▸ホウオウ・ルギア・ネクロズマ等ゼルネが不利を取るようなポケモンが相手にいない際にはムゲンダイナで壁を張ってからゼルネでジオコンを積んでダイマして場を荒らし、最後に高速アタッカー(最速ザシアン or スカーフカイオーガ)で殴る、もしくは行動保証のあるタスキランドロスで殴って〆る。
▸ゼルネを通す自信がない時は大抵のポケモンに不利を取らない初手ダイマレシラムから入った後、高速アタッカー達やタスキランドでとにかく殴る。
▸受けることは一切考えない壁 or 対面構築。
◆構築経緯◆
S33までの私が使っていた構築の骨格は
【エーフィ・ゼルネアス・レシラム・エアームド・ランターン・エースバーン】というポケモン達で、その役割はそれぞれ
①エーフィ(壁役)
②ゼルネアス(積みアタッカー)
③レシラム(初手ダイマアタッカー)
④エアームド(ザシアン【物理全般】受け枠)
⑤ランターン(カイオーガ対策枠)
⑥エースバーン(バドザシ等対策兼、高速アタッカー枠)
という構成だった。
今期頑張って組んだ構築で15000位まで落ちてヤケになり
前期までで一定の結果は残しているこの構築の一般枠を禁伝に当てはめてみることにした。
①ムゲンダイナ(壁役)
②ゼルネアス(積みアタッカー)★続投
③レシラム(初手ダイマアタッカー)★続投
④ランドロス(物理受け枠)
⑤カイオーガ(カイオーガ対策枠)
⑥ザシアン(高速アタッカー枠)
と、ボックスを見て無理矢理形にした。
①の壁役はルギア、黒バドも試したが、ルギアは初手みがわりザシアンで詰むこと、黒バドはひかりのねんどを持たせたい場合、初手スカーフカイオーガと黒バドミラーに出せないことが分かったので、比較的初手に来るポケモンに対して安定しているムゲンダイナを使うことになった。
②ゼルネアスは続投。しかし全構築にザシアンが入っている環境なので、壁下でダイスチルでBを上げてザシアンに抗える型とした。
③レシラムも続投。環境にガマゲロゲがいないので前期使っていた型のSを少しHCにまわして調整した。
④ランドロスは当初物理受け枠として入ってもらったが、使っていく上でタスキアタッカーにする方が強いと判断し、最終的にはASタスキ型になった。
⑤カイオーガはカイオーガ対策になる禁伝を使ってみた(パルキア・ディアルガ)が、どちらもダイマックス前提の性能な気がしたため、レシラムやゼルネでダイマをしたい自分には合わなかった。なので目には目をの精神でスカーフカイオーガを使ってみることにした。
⑥ザシアンは言わずもがなな入れ得ポケモンなので入れた。この枠は速さが重要だった教訓もあり最速で使った。
という様に組んでいったら、結果的に壁→ゼルネ展開か初手レシラム始動のゴリゴリの対面構築になってしまったが、使ってみると一定の手ごたえを感じた。
というわけで
【ムゲンダイナ・ゼルネアス・レシラム・ランドロス・カイオーガ・ザシアン】で構築が完成。
◆個別紹介◆
ムゲンダイナ@ひかりのねんど
臆病 プレッシャー
247(252)-x-115-165-116(4)-200(252)
かえんほうしゃ/こわいかお/リフレクター/ひかりのかべ
H:とにかく1ターン耐えてもらいたいので全振り
S:最速
壁に見えにくい壁枠(ゼルネと同居してるから分かる人には分かりそうだがメジャーではない…はず)。
ゼルネの相棒枠。出す際はほぼ初手。
壁は8ターン欲しいので、タスキ黒バドではなくムゲンダイナでの壁張りに落ち着いた。
こわいかおを採用することでS操作ができて便利。
初手黒バド相手にこわいかおから入ることで、リフレクを張って退散→ゼルネで先制ジオコンの順でバドザシに対応できることに最終日気付いてしまった。
攻撃技が放射のみなのは初手ザシアンでみがわりを置かれたくないため。
マジカルフレイムも使ってみたが、ザシアンに対してギリギリ半分入らないのが勿体無くて放射とした…が、放射でも確2にできないことが殆ど(ザシアンの耐久無振りで50.2~59.8%ではあるが、耐久に振らないザシアンなんていない)なのでマジカルフレイムで良かったのかもしれない。
ゼルネアス@パワフルハーブ
控えめ フェアリーオーラ
205(28)-x-141(204)-182(116)-119(4)-139(156)
ジオコントロール/ラスターカノン/ドレインキッス/ムーンフォース
↓こちらの構築記事のゼルネアスをそのまま使用。
S32最終259位 ラッキー殲滅ゼルネイベル
詳しい調整やダメージ計算は記事を参照。
この型のSはガマゲロゲ意識の調整だったので、もうちょっと削っても良かったかもしれない。
ゼルネがこの先生きのこるにはザシアンに対抗できる必要があると思ったため、壁展開からのダイスチル型を採用した。
相手にホウオウ、日ネク、ルギアがいない時はまず最初にダイナゼルネの選出を考えていた。
また、相手にもゼルネがいる場合にはこちらもゼルネをぶつけるようにしていた(レシラムで対応するのは難しいため)。
技構成はジオコン、コンセプトのラスターカノン、回復兼相手を削れるドレインキッスまでは確定枠。ドレキでゴリ押す機会が多かったため、ムンフォは必須枠ではない説あり。
この環境はホウオウ、日ネク、ルギア、ナットレイあたりがいない場合、ゼルネをザシアンだけで見ようとしてる人が多かったように思うのでダイスチル型はハマっていたと思う。よく3タテしてくれた。
レシラム@とつげきチョッキ
控えめ ターボブレイズ
201(204)-x-120-220(236)-140-119(68)
あおいほのお/りゅうのはどう/ストーンエッジ/ソーラービーム
H:50n+1
C:11n
S:準速ネクロズマ抜き
※10/15訂正
Sの数値を臆病と間違えて計算しており、控えめで準速日食ネクロズマを抜くには正しくは努力値156を振らなければいけないことが判明しました。
なので、この調整は中途半端なSを振った90族抜きとしてしか機能していませんでした。
一応S34で使った限り、日ネクに抜かれたことはなかったのですが……ですのでSに振った努力値68は適宜HとCに分配してしまって良いと思います。
前期まで使っていた型と技構成は一緒だが、環境からガマゲロゲがいなくなったことでSを見直した。禁伝はS90族が多く、ちょっと振った90族や準速ネクロくらいまで抜ければいいと考えたのでSは準速ネクロ抜きまで落とし、あまりをHCにまわした。
その結果H201、Cが11nとなり非常に効率の良いレシラムが誕生してしまった。
これくらい耐久に振ると非ダイマでも黒バドのアスビが確定3発、ガブのじしんが6.2%の乱数1発くらいの固さになるので安定して初手に出せる。
この構築は壁ゼルネ構築かと思いきや選出率No.1はレシラムだった。とりあえず初手に出せるというのは大きい。
技はあおいほのおは確定、竜技がりゅうのはどうなのはメタモン対策、ストーンエッジはホウオウピンポイントメタ、ソラビ(ダイソウゲン)はカイオーガメタ。
私はレシラムを使うならこの型しか使えないと痛感させられた。救世主。最終日は負け確試合以外あおいほのおを外さなかったので、相当私に懐いてくれていると思われる。私もレシラム様大好きだよ♡
ランドロス@きあいのタスキ
意地っ張り いかく
165(4)-216(252)-110-x-100-143(252)
じしん/ストーンエッジ/ばかぢから/つるぎのまい
S:90族意識でできるだけ速くしたかったが、スカーフメタモンにコピーされた際にザシアンで切り返したかったので準速
ホウオウやゼクロムに弱くなく、地面の一貫も切ってくれる物理に強い存在が欲しかったのでランドしか思い浮かばなかったので入ってきた。
最終日前日まではHBの型を使っていたが、空気の存在になっていたのでASタスキにして行動保証のある型になってもらった。
現環境は起点作りもしくはザシアン受けのランドが多いようで、ちょっとした地雷枠になっていた。
意地なのは火力が欲しいのもあるが、スカーフメタモンにコピーされた時に自分のザシアンで抜けるようにしたいという意識が一番だった。ちなみに意地でもザシアンに対するじしんは乱数が絡むことが殆ど(無振りで108%~129.3%だがやはりそんなザシアンはいない)。
岩技はホウオウやミラー意識だが、エッジである理由としてはメタモンにコピーされた際に相手にもギャンブルをさせたいという執念があった(なだれだと怯みでこちらが一方的にギャンブルさせられる)。
また、ラッキーが憎かったのでつるぎのまいとばかぢからを採用した。最終日に入れた技だったので使う機会はなかったが、飛行技を入れるとメタモンにコピーされた際辛くなってしまったり、とんぼやステロはコンセプトに合っていなかったりだったので少なくとも最終日に限ってはばかぢからで良かったんだと思う。
カイオーガ@こだわりスカーフ
臆病 あめふらし
175-x-111(4)-202(252)-160-156(252)
しおふき/かみなり/ぜったいれいど/なみのり
CS:スカーフ型なのでCSに全振り
カイオーガ対策枠としてカイオーガを無理矢理当てはめてはみたが、スカーフしおふきとやらの強さが気になり単純に使ってみたかったので採用した。
スカーフオーガの強さを知らない人はいないと思うが、自分で使ってみても目茶目茶強かった。選出する際にカイオーガがどれだけ刺さっているかどうかをまず考えるようになってしまった。
このカイオーガはスイーパーとして使うことが多かったが、おそらくゼルネ対策に選出していたであろうラストに残ったザシアンを一撃でふっとばすのは快感だった。
最終日までに冷ビを使った記憶が全くなかったので零度に変えてみたが、ディアルガ相手に一試合拾えたので変更して良かった。
余談だが、この子はエーフィのリボンコンプをする際にポケモンXDのバトル山で100人抜きをした固体(通称カローシくん)。実は努力値4を振り忘れて使っていたことが発覚したが、100にんぬきのカローシくんには関係ないようだった。
ザシアン@くちたけん
陽気 ふとうのけん
193(204)-190-142(52)-x-135-220(252)
きょじゅうざん/インファイト/ワイルドボルト/つるぎのまい
HB: A特化ザシアンのきょじゅうざん+でんこうせっか耐え、A+2メタモンのきょじゅうざん耐えあたりの調整だったはず…
HD: C+1臆病バドレックスのアストラルビット最高乱数切り耐え
S:ミラー意識で特化
入れないと始まらない環境なので入れた。
日ネクやヌオー入りだと出すのを多少ためらう(多くはカイオーガの方に出てってもらう)が、それ以外はとりあえず出しておけばとりあえず強いポケモン。
インファイトはディアルガ意識、ワイルドボルトはホウオウとルギア意識、火力のないザシアンなのでそれを補うつるぎのまいを採用。
最強のポケモンなのはみんな知ってるので書くことがない……。
▸偶然ではあるが、全員特性でS判定ができるポケモンになり、地味に便利だった。
◆苦手なポケモン◆
▸ルギア
倒し方が分からない。
レシラムのダイバーンを連打しつつザシアンのワイボ当てて…と、かなり相手のプレイングに左右されたり運を要したりする。
正直当たらないことで対策した。
▸ラッキー
ほんまこのピンクハゲナスビポケモン……
ランドロスとザシアンの格闘技でなんとかしたいが難しい。
オーガの零度も視野かと思っていたが、最終日1回しか当たらなかったので試せなかった。
正直当たらないことで対策した。
▸スイーパーの黒バドレックス
先発なら壁ゼルネorレシラムで倒せるが、特にレシラム選出で後ろから出てくるとキツいことが多い。
幸い先発運用のタスキ型が多かったのでなんとかなった。
▸ホウオウ?
苦手意識がありすぎて最終日ザシアンにワイボを入れた。
ホウオウがいる時はダイナゼルネを出さないことを徹底しており、後の4体は全員対抗技を持っているので今回はあまり困らなかった…が前期までの苦手意識を払拭するのは大変だった。
◆結果◆
TNマキノ 最終654位(R1808)
最終日の朝にR1800まで上げて満足してしまいました…。
この構築作ったのが最終日前々日だったので考察不足で、3桁いけたら御の字だなと思っていました。
それまで5桁にいたりしたので最終3桁までいけて嬉しかったです。志低くてすみません。。
◆雑感◆
今までシリーズが新しくなったシーズンは参考にできる構築記事がないということでちゃんと潜ってなかったのですが、今期はなんとか過去の自分の戦法の派生から新しい構築を編み出せたので自分で言うのは変ですが成長を感じました。
戦術が簡単で使ってて分かりやすいので、もしかしたらルギアとラッキーに安定した立ち回りができればもっと良い線いけるかもしれないです。
大好きなレシラムをいっぱい使えたのと、スカーフカイオーガでIQ低めにバシャーンどかーんするのが楽しかったな~~!!
S35は最後の最後なので、レートの保存とか考えないでひたすら上を目指したいですね!
ここまで読んで下さりありがとうございました!!
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