【ポケモンSV】S3シングル最終レート2004(1145位)魂の初手テラス♥可愛い対面構築

◆はじめに◆

こんばんは!

Vtuberをやっております紫代マキノと申します。

もう2年以上ポケモンのランクバトル実況ばかりやっております。

この度、レート2000を達成したので、嬉しくて久々に構築記事を書く運びとなりました。

視聴者のみなさんも、そうでないみなさんも、ぜひ読んでいただけたら私幸いでございます…!!


まず、この構築を組むにあたっての経緯なのですが。

シーズン2で最終5桁という結果になり、ポケモンの勝ち方が全く分からなってしまい、このままではいけないと思いました。

私は剣盾では最終3桁を何回も取ったことがあるので、それなりにポケモンができるはずなのですが、SVでは全く勝てなくなってしまい、途方に暮れました。

シーズン2最終日に不甲斐なくて本気で泣きました。そして5日間失踪しました(ご心配おかけして申し訳ありませんでした…)。

でも負けっぱなしでは悔しい。なんとかSVでも結果を出したい。沈んだままだろ起き上がらなくちゃ。

そこで私は考えました。剣盾では何故勝てていたのか。

初手ダイマです。

私は剣盾終盤の禁伝ルールにおいて、レシラムの初手ダイマ始動→受け回す構築を好んで使っていました。

レシラムは技範囲がとても広くて耐性も優秀で、殆ど出し負けをすることがないので安定して火力を押し付け、暴れた後に受けポケモン(エアームド、ハピナスやミミッキュ)を出し、最後にカウンターふいうちエースバーンで締める……という戦法を使って結果を残していました。

この戦術をSVでも再現できないかと考えました。

~前置き終わり~
(ここからいつも通りの論調になります)

◆使用構築◆

◆構築経緯◆

まず、初手ダイマに匹敵するのは初手タイプ一致テラスタルだと思い、これができるポケモンを考えた。

S3はパラドックスポケモンが解禁された初めてのシーズンなので、パラドックスから候補を考えてみることにした。

ポケ徹で見つけたほぼパラドックス統一のレンタルパーティを使ってみて、耐久調整したフェアリーテラス眼鏡ハバタクカミが火力と広い技範囲を持っていて優秀だと思い、ハバタクカミを軸にすることに決定した。

しかし、ハバタクカミを初手テラス枠にすると、初手ハッサムやジバコイルが辛いと思い、相手の構築にこれらが考えられそうな時に対抗できるポケモンとして飛行テラステラバカイリューを第2の初手テラス枠として据えることにした。
(2番目に採用したが、最終的に初手テラス枠はほぼカイリュー固定になった。個別紹介にて後述。)

次に、初手テラスで暴れた後の受けをどうするかを考えた。
対面構築になるので、とりあえずミミッキュが入れ得と思いミミッキュを入れることにした。
今シーズンもカイリューが大流行すると思い、のろいを入れることによってマルスケを剥がそうと考え、のろい型でいくことにした。

ハバタクカミやサーフゴーも流行しているので、この段階で技はシャドクロ、かげうち、呪いまで確定させた。

4体目は初手テラス+ミミッキュで荒らした後、とにかく素早いアタッカーでスイープしたいと考え、ブーストエナジー持ちテツノツツミを採用した。

クォークチャージを発動させると現環境ではスカーフドラパを除き一番速いのが魅力だった。また、クォークチャージのおかげでスカーフと違い技の撃ち変えができる点も魅力だった。

技範囲も水+氷+フリーズドライ(水抜群)という脅威の広さで、最後にゴリ押しすることができると考えた。

そしてここまで組んだ後、相棒枠であるエーフィにどのような役割を与えるか考えた。
エーフィは受けループにはとても強いので、受けループを相手してもらうことにした。

最後(最終日後半)に、この5体だと重いセグレイブや鋼枠に対抗できるようヒートロトムを採用。
イカサマを採用することでセグレイブに強く、初手カイリューで対面してしまった際に引いて展開しなおすことができるようになった。

◆構築のコンセプト◆

とにかく初手テラスで火力を押し付け12体瀕死にし、ミミッキュで呪い、スイーパーで締めるのを目標とする。

◆基本選出(全て順固定)◆

(カイリュー or ハバタクカミ)+ミミッキュ+テツノツツミ
8割程度がこの選出

VS セグカミラッシャ
カイリュー+ヒートロトム+テツノツツミ

VS受けループ
エーフィ+ハバタクカミ+ミミッキュ

◆個別紹介◆

エーフィ@こだわりスカーフ
テラスタイプ:フェアリー
臆病 マジックミラー
143(20)-x-86(44)-181(244)-116(4)-170(196+)
サイコキネシス/マジカルシャイン/サイコショック/トリック

HB:陽気ガブリアスのじしんを耐えられる程度を目安
S:最速ガブリアス抜き

相棒枠。対受けループ最強の型。

調整はシーズン1から使っている汎用的(だと自分では思う)な調整。

初手でスカーフを押し付け、相手によってサイコキネシスかサイコショックを選択することで擬似両刀になり簡単に受け破壊ができる。

ただ、最終日は受けループに1度も当たることがなく、マスコットになってしまっていた。

受けループ対策よりもキョジオーン対策を優先させて隠密マント型を持っていった方が良かったかもな、とシーズンが終わってから思った。

しかしながら、この構築は受けループが苦手なため、必要な枠ではあったと思うところもあり……。

一応最終日以外はちゃんと使う機会があって一定の結果を残してはいるし、配信でも活躍した場面は見せている。

選出率6位。

カイリュー@するどいくちばし
テラスタイプ:ひこう
意地っ張り マルチスケイル
191(196)-199(212+)-115-x-120-113(100)
テラバースト/じしん/アクアジェット/しんそく

H:191調整
S:最速ドドゲザン抜き

自慢のカイリュー。

このカイリュー自体はシーズン初期に自力で開発していたが、後から某有名実況者もほぼ同じ型を使っていたようで、シーズン中盤ではマークされていて使い辛かった。
しかし終盤になるとマークから外れているように感じ、最終日に使う運びとなった。

相手と出会って2秒で初手テラスを切り、飛行テラバでごり押しするのがお仕事。
削りきれなかった相手にはしんそく or アクアジェット(対ゴースト)をダメ押しすることで対応する。

カイリューの初手テラバがこの構築のコンセプトであり、これが全てと言っても過言ではない。とても強かった。

とにかく初手テラバで押し切りたいので持ち物はタイプ強化のするどいくちばしにしていた。

アクアジェットは2番手に出てきたハバタクカミを3割程度削ることができ、ミミッキュのかげうち圏内に入れることができるため、ネタではなく本当に必要な技だった。

タイプ一致テラス+先制技の通りの良さは爽快だった。あのクエスパトラも油断させた上で安全に狩ることができる。

技範囲的には飛行テラバ+じしんで対アーマーガアやミミズズ以外には十分なため、先制技2枠採用でも問題はなかった。

HPを被定数ダメージの効率が良い191まで振っているが、この調整のおかげでルミナコリジョン+テツノドクガのヘドロウェーブまで耐えることができたので良い調整だったと思う。

選出率2位。

ハバタクカミ@こだわりメガネ
テラスタイプ:フェアリー
臆病 クォークチャージ
145(116)-x-75-184(228)-155-193(164+)
ムーンフォース/シャドーボール/マジカルフレイム/サイコショック

HD:控えめハバタクカミのシャドーボール確定耐え
S:最速マスカーニャ抜き

第2の初手テラス枠。

カイリュー初手が通ってなさそうな時に選出していた……のだが、最終日の最後の方は多少無理をしてでもカイリューを選出した方が勝率が良くなる気がして殆ど選出しなかった。

終盤は常にマークされていて、構築に入っているだけで何かしらの対策ポケモンが選出される印象だった。

おかげでジバコイルや霊テラスドラパルトは出てくるんだろうなという予想は立てやすかったし、カイリューがそれらに強かったので選出誘導的な意味では良かった。

メガネムーンフォースの絶対的な火力は気持ち良い。撃たせてくれればだが。。

選出率5位。

ミミッキュ@いのちのたま
テラスタイプ:ゴースト
陽気 ばけのかわ
131(4)-142(252)-100-x-125-148(252+)
シャドークロー/じゃれつく/のろい/かげうち

ASの最速

初手カイリューやハバタクカミで暴れた後の中継ぎ役。
先発が削ってくれた2番手の相手を仕留めたり、のろいで削ったりすることが役割。

この構築はのろいがカギとなっていると言っても過言ではなく、このミミッキュは9割選出していた。

のろいが相手のカイリューを始めとした耐久のあるポケモンに強いのでシーズンを通してずっと使っていた。

初手をハバタクカミにした際にテラスを切る必要がないと思った場合等にミミッキュでテラスを切ることがあり、その際のシャドークロー+かげうちはとても強かった。やはりタイプ一致テラスタルは強い。

選出率1位。

ヒートロトム@オボンの実
テラスタイプ:フェアリー
図太い ふゆう
157(252)-x-173(244+)-126(4)-128(4)-107(4)
ほうでん/オーバーヒート/イカサマ/ボルトチェンジ

HB:セグレイブのきょけんとつげきを受けるためにほぼ特化
S:麻痺した最速ドラパルト抜き

最終日のメン限配信の直後に入った助っ人。

この枠には隠密マントサザンドラが入っていたが、キョジオーンが減っていると感じたため、明確なセグレイブ対策を優先させた。

この構築は対面構築だが、このロトムを使う時だけは交換する。

最終日の後半は初手をカイリューでほぼ固定していたため、相手の初手がセグレイブだった場合にこのロトムに引いていた。
イカサマが強く、数々のセグレイブを闇に葬った。

このロトムを入れてからヘイラッシャを選出されることが少なくなり、厄介なプレイングをしなくて済むことが増えてラッキーだった(ロトムとテツノツツミで見れるとはいえ出て来ないに越したことは無い)。

構築にハバタクカミを入れているため、ジバコイルやハッサムを呼ぶので鋼対策にもなったのがポイントが高かった。

テラスタイプはきょけんとつげきを透かせるようフェアリーにしてみたが、使う機会はなかった。

選出率4位。

テツノツツミ@ブーストエナジー
テラスタイプ:どく
臆病 クォークチャージ
131-x-134-176(252)-81(4)-206(252+)
ハイドロポンプ/れいとうビーム/みがわり/フリーズドライ

CSの最速

初手テラスカイリュー→呪いミミッキュ→からのアンカー的存在。
脅威の範囲の広さでスイープする役割。

最後に出すことがほぼ固定なので、のろいとの相性の良さもありみがわりの採用となっている。

みがわりは対ヘイラッシャのあくびや、対アラブルタケのほうしを透かすこともできたので入れ得だった。

極力ハイドロポンプを使わないように立ち回る必要があるが、最終日は気合で当ててくれていてレート2000に大きく貢献してくれた。

テラスタイプが毒なのは、対ハバタクカミでムーンフォースを耐えてくれる可能性があるかもしれないということで採用した(今冷静に考えると臆病のムーンフォース耐えくらいまでDを振っても良かったかもと思っている)。

目論みとは違ったが、最終日1回だけキョジオーン対面でボディプレスを対策できたので一応毒にしておいて良かった。

選出率3位。

◆苦手なポケモン◆

▸キョジオーン

最終日に減っていた印象だったため、明確な対策枠を思い切って外したので対キョジオーンへの勝率が落ちた。

受けループが死滅していたのでエーフィを隠密マント型で使えばもっと早くレート2000に上がれただろうと反省。

▸アーマーガア、ミミズズ

カイリューで対応できないポケモン達なので、基本選出とは違った選出をする必要があって多少窮屈。
ヒートロトムやテツノツツミを上手く使う必要がある。

勝率自体は悪くなかったように思うが、カイリューが通らないのはストレスだった。

◆結果◆

TNマキあーじゅ 最終1145位 (レート2004)

◆雑感◆

レート2000という大きな目標を達成できて本当に嬉しいです。

先月のボロボロで泣いていた自分に、来月はレート2000達成できるから安心して、と言ってあげたいです。

最終日はずっとガッチガチに緊張しながら潜っていました。
こんなに緊張して必死でメンタル削りながら何時間も戦うなんて初めてだったので、良い経験になりました。

最終的に可愛いポケモンばっかりになっていて、私の趣味が出ているなと思います。
無理して強いポケモンを使っている時より、可愛いと思っているポケモンを使った方が良い結果になるのは不思議です。モチベが変わるんでしょうね……。

◆リンク◆

▸この構築を使った配信(S4のマスボ上げに使いました)

また、YouTubeで配信をしているVtuberなのでチャンネルの宣伝をさせて下さい。
週3くらいでランクマの配信をやっているので、対戦好きの方良かったら遊びに来て下さい٩( ‘ω’ )و

▸YouTube

Twitterにも大体毎日います。見る側ではツイ廃です。

▸Twitter

また、私がランクマを続けるにあたってとても励まされた修造MADがあるので紹介させて下さい。
途中まではネタ要素強めですが、最後のサビ辺りは奮い立たされます。

▸アキラメンナゼッタイ

第5回しよマキノカップありがとうございました!

第5回しよマキノカップ無事終了しました!
236名のエントリーありがとうございました!

今回の大会は、もう禁伝はいい!冠ルールをやりたい!!という私の欲求から始まりました。

でも、せっかくだったらただ冠ルールにするんじゃなくて、何か縛りが欲しいな……と思った結果、私の大会なんだから、嫁のエーフィを活躍させやすくし~ちゃお!ということで、天敵のミミッキュ、ドラパルト、ギルガルドを禁止にしてみました。

また、禁伝環境で本当にうざかった苦しめられたラッキーを顔も見たくないという理由で出禁にしました(完全な私怨)。

準伝が1体のみ可なのは、過去の大会の縛りでこれくらいが丁度いいなと思ったからでした。サンダー、ランドロス、カプ・レヒレ、ウーラオス……とかこんな感じで並んでる構築ばっかりじゃ面白みがないので。。


今回初めて配信でTier表を作ってみました。あーだこーだ言いながら表を作っていく作業は楽しかったです!

大会の結果ですが、1位はユウキさん、2位はMAGICOさん、3位はライナロックさんでした!おめでとうございます!

1位~3位がレートにして4の差と接戦でしたが、皆さん1650を超えるのは凄いです…!!

そして、主催がまさかの5位でした!(13勝4敗)

とっっっても嬉しくてここ数日浮かれてました(そのせいでブログ書くの忘れてた)。
好きだから入れたいというエーフィとフェローチェから組み始めた構築で勝てたのが凄く嬉しかったです。

構築経緯としては、

▸エーフィは眼鏡トリックの害悪処理班型で採用。

▸準伝枠で愛ゆえに色フェローチェ様を使いたかったのでとんボルチェンをしようと目論みジバコを採用。

▸サンダーとエスバが多くなると思ったのでダイマ枠でチョッキカイリューを採用。

▸なんとなく地面枠が要るかな、積んで押し切らないといけない場面もあるかな?と思いドサイドン先生を採用(するも一度も使用はせず)。

▸最後にウーラオスやウオノラゴンあたりを見れるようにアシレーヌを採用。

といった感じで組みました。

厄介なゴースト軍団が出禁だったため、エーフィを選出するパターンを考えやすくストレスフリーでした…!!

基本選出はフェローチェ・ジバコ・カイリューでしたが、エーフィもちょこちょこ出せて楽しかったです!エーフィの勝率も良くてほくほくでした(๑´▿`๑)


今回の大会も沢山の方に参加していただけて本当に嬉しかったです。配信や動画化して下さった実況者の方々もありがとうございました!見てまわっています!

あと、違反報告が1件も来なかったので感動しました。視聴者さん本当に良い人ばかりで泣けてきます(つ﹏<)・゚。いつも本当にありがとうございます!BIG感謝です。

景品のイラストの方はまた後日GALLERYの方に上げようと思います!


↓大会のアーカイブはこちら!

それでは皆様、次回はパルデア地方でお会いしましょう!

パルデアでもエーフィと一緒に対戦するぞ~~!!仲間大会も開いちゃうぞ~~!!交換会とかレイドバトルするぞ~!!配信するの楽しみ~~~~~!!!(๑`・ᴗ・´๑)

【S34シングル最終654位】ゼルネorレシラム禁伝幻環境Ver.

◆はじめに◆

今期は禁伝と幻が制限なく使える環境ということで、今までの環境とは全く異なった環境となった。

参考にできる構築記事がなく、自分なりに考察することが大切だったので苦労したが、最終3桁&レート1800という一定の結果は達成できたので記事に残しておきたい。
(書くことで自分の頭の中を整理したいというのが一番にあるので、言葉足らずな点があったら申し訳ありません)

◆使用構築◆

◆コンセプト◆

▸ホウオウ・ルギア・ネクロズマ等ゼルネが不利を取るようなポケモンが相手にいない際にはムゲンダイナで壁を張ってからゼルネでジオコンを積んでダイマして場を荒らし、最後に高速アタッカー(最速ザシアン or スカーフカイオーガ)で殴る、もしくは行動保証のあるタスキランドロスで殴って〆る。

▸ゼルネを通す自信がない時は大抵のポケモンに不利を取らない初手ダイマレシラムから入った後、高速アタッカー達やタスキランドでとにかく殴る。

▸受けることは一切考えない壁 or 対面構築。

◆構築経緯◆

S33までの私が使っていた構築の骨格は
【エーフィ・ゼルネアス・レシラム・エアームド・ランターン・エースバーン】というポケモン達で、その役割はそれぞれ
①エーフィ(壁役)
②ゼルネアス(積みアタッカー)
③レシラム(初手ダイマアタッカー)
④エアームド(ザシアン【物理全般】受け枠)
⑤ランターン(カイオーガ対策枠)
⑥エースバーン(バドザシ等対策兼、高速アタッカー枠)
という構成だった。

今期頑張って組んだ構築で15000位まで落ちてヤケになり
前期までで一定の結果は残しているこの構築の一般枠を禁伝に当てはめてみることにした。
①ムゲンダイナ(壁役)
②ゼルネアス(積みアタッカー)★続投
③レシラム(初手ダイマアタッカー)★続投
④ランドロス(物理受け枠)
⑤カイオーガ(カイオーガ対策枠)
⑥ザシアン(高速アタッカー枠)

と、ボックスを見て無理矢理形にした。

①の壁役はルギア、黒バドも試したが、ルギアは初手みがわりザシアンで詰むこと、黒バドはひかりのねんどを持たせたい場合、初手スカーフカイオーガと黒バドミラーに出せないことが分かったので、比較的初手に来るポケモンに対して安定しているムゲンダイナを使うことになった。

ゼルネアスは続投。しかし全構築にザシアンが入っている環境なので、壁下でダイスチルでBを上げてザシアンに抗える型とした。

レシラムも続投。環境にガマゲロゲがいないので前期使っていた型のSを少しHCにまわして調整した。

ランドロスは当初物理受け枠として入ってもらったが、使っていく上でタスキアタッカーにする方が強いと判断し、最終的にはASタスキ型になった。

カイオーガはカイオーガ対策になる禁伝を使ってみた(パルキア・ディアルガ)が、どちらもダイマックス前提の性能な気がしたため、レシラムやゼルネでダイマをしたい自分には合わなかった。なので目には目をの精神でスカーフカイオーガを使ってみることにした。

ザシアンは言わずもがなな入れ得ポケモンなので入れた。この枠は速さが重要だった教訓もあり最速で使った。

という様に組んでいったら、結果的に壁→ゼルネ展開か初手レシラム始動のゴリゴリの対面構築になってしまったが、使ってみると一定の手ごたえを感じた。

というわけで
【ムゲンダイナ・ゼルネアス・レシラム・ランドロス・カイオーガ・ザシアン】で構築が完成。

◆個別紹介◆

ムゲンダイナ@ひかりのねんど
臆病 プレッシャー
247(252)-x-115-165-116(4)-200(252)
かえんほうしゃ/こわいかお/リフレクター/ひかりのかべ

H:とにかく1ターン耐えてもらいたいので全振り
S:最速

壁に見えにくい壁枠(ゼルネと同居してるから分かる人には分かりそうだがメジャーではない…はず)。
ゼルネの相棒枠。出す際はほぼ初手。

壁は8ターン欲しいので、タスキ黒バドではなくムゲンダイナでの壁張りに落ち着いた。

こわいかおを採用することでS操作ができて便利。
初手黒バド相手にこわいかおから入ることで、リフレクを張って退散→ゼルネで先制ジオコンの順でバドザシに対応できることに最終日気付いてしまった。

攻撃技が放射のみなのは初手ザシアンでみがわりを置かれたくないため。
マジカルフレイムも使ってみたが、ザシアンに対してギリギリ半分入らないのが勿体無くて放射とした…が、放射でも確2にできないことが殆ど(ザシアンの耐久無振りで50.2~59.8%ではあるが、耐久に振らないザシアンなんていない)なのでマジカルフレイムで良かったのかもしれない。


ゼルネアス@パワフルハーブ
控えめ フェアリーオーラ
205(28)-x-141(204)-182(116)-119(4)-139(156)
ジオコントロール/ラスターカノン/ドレインキッス/ムーンフォース

↓こちらの構築記事のゼルネアスをそのまま使用。
S32最終259位 ラッキー殲滅ゼルネイベル
詳しい調整やダメージ計算は記事を参照。
この型のSはガマゲロゲ意識の調整だったので、もうちょっと削っても良かったかもしれない。

ゼルネがこの先生きのこるにはザシアンに対抗できる必要があると思ったため、壁展開からのダイスチル型を採用した。

相手にホウオウ、日ネク、ルギアがいない時はまず最初にダイナゼルネの選出を考えていた。
また、相手にもゼルネがいる場合にはこちらもゼルネをぶつけるようにしていた(レシラムで対応するのは難しいため)。 

技構成はジオコン、コンセプトのラスターカノン、回復兼相手を削れるドレインキッスまでは確定枠。ドレキでゴリ押す機会が多かったため、ムンフォは必須枠ではない説あり。

この環境はホウオウ、日ネク、ルギア、ナットレイあたりがいない場合、ゼルネをザシアンだけで見ようとしてる人が多かったように思うのでダイスチル型はハマっていたと思う。よく3タテしてくれた。


レシラム@とつげきチョッキ
控えめ ターボブレイズ
201(204)-x-120-220(236)-140-119(68)
あおいほのお/りゅうのはどう/ストーンエッジ/ソーラービーム

H:50n+1
C:11n

S:準速ネクロズマ抜き
※10/15訂正
Sの数値を臆病と間違えて計算しており、控えめで準速日食ネクロズマを抜くには正しくは努力値156を振らなければいけないことが判明しました。
なので、この調整は中途半端なSを振った90族抜きとしてしか機能していませんでした。
一応S34で使った限り、日ネクに抜かれたことはなかったのですが……ですのでSに振った努力値68は適宜HとCに分配してしまって良いと思います。

前期まで使っていた型と技構成は一緒だが、環境からガマゲロゲがいなくなったことでSを見直した。禁伝はS90族が多く、ちょっと振った90族や準速ネクロくらいまで抜ければいいと考えたのでSは準速ネクロ抜きまで落とし、あまりをHCにまわした。

その結果H201、Cが11nとなり非常に効率の良いレシラムが誕生してしまった。
これくらい耐久に振ると非ダイマでも黒バドのアスビが確定3発、ガブのじしんが6.2%の乱数1発くらいの固さになるので安定して初手に出せる。

この構築は壁ゼルネ構築かと思いきや選出率No.1はレシラムだった。とりあえず初手に出せるというのは大きい。

技はあおいほのおは確定、竜技がりゅうのはどうなのはメタモン対策、ストーンエッジはホウオウピンポイントメタ、ソラビ(ダイソウゲン)はカイオーガメタ。

私はレシラムを使うならこの型しか使えないと痛感させられた。救世主。最終日は負け確試合以外あおいほのおを外さなかったので、相当私に懐いてくれていると思われる。私もレシラム様大好きだよ♡


ランドロス@きあいのタスキ
意地っ張り いかく
165(4)-216(252)-110-x-100-143(252)
じしん/ストーンエッジ/ばかぢから/つるぎのまい

S:90族意識でできるだけ速くしたかったが、スカーフメタモンにコピーされた際にザシアンで切り返したかったので準速

ホウオウやゼクロムに弱くなく、地面の一貫も切ってくれる物理に強い存在が欲しかったのでランドしか思い浮かばなかったので入ってきた。
最終日前日まではHBの型を使っていたが、空気の存在になっていたのでASタスキにして行動保証のある型になってもらった。
現環境は起点作りもしくはザシアン受けのランドが多いようで、ちょっとした地雷枠になっていた。

意地なのは火力が欲しいのもあるが、スカーフメタモンにコピーされた時に自分のザシアンで抜けるようにしたいという意識が一番だった。ちなみに意地でもザシアンに対するじしんは乱数が絡むことが殆ど(無振りで108%~129.3%だがやはりそんなザシアンはいない)。

岩技はホウオウやミラー意識だが、エッジである理由としてはメタモンにコピーされた際に相手にもギャンブルをさせたいという執念があった(なだれだと怯みでこちらが一方的にギャンブルさせられる)。

また、ラッキーが憎かったのでつるぎのまいとばかぢからを採用した。最終日に入れた技だったので使う機会はなかったが、飛行技を入れるとメタモンにコピーされた際辛くなってしまったり、とんぼやステロはコンセプトに合っていなかったりだったので少なくとも最終日に限ってはばかぢからで良かったんだと思う。


カイオーガ@こだわりスカーフ
臆病 あめふらし
175-x-111(4)-202(252)-160-156(252)
しおふき/かみなり/ぜったいれいど/なみのり

CS:スカーフ型なのでCSに全振り

カイオーガ対策枠としてカイオーガを無理矢理当てはめてはみたが、スカーフしおふきとやらの強さが気になり単純に使ってみたかったので採用した。

スカーフオーガの強さを知らない人はいないと思うが、自分で使ってみても目茶目茶強かった。選出する際にカイオーガがどれだけ刺さっているかどうかをまず考えるようになってしまった。

このカイオーガはスイーパーとして使うことが多かったが、おそらくゼルネ対策に選出していたであろうラストに残ったザシアンを一撃でふっとばすのは快感だった。

最終日までに冷ビを使った記憶が全くなかったので零度に変えてみたが、ディアルガ相手に一試合拾えたので変更して良かった。

余談だが、この子はエーフィのリボンコンプをする際にポケモンXDのバトル山で100人抜きをした固体(通称カローシくん)。実は努力値4を振り忘れて使っていたことが発覚したが、100にんぬきのカローシくんには関係ないようだった。


ザシアン@くちたけん
陽気 ふとうのけん
193(204)-190-142(52)-x-135-220(252)
きょじゅうざん/インファイト/ワイルドボルト/つるぎのまい

HB: A特化ザシアンのきょじゅうざん+でんこうせっか耐え、A+2メタモンのきょじゅうざん耐えあたりの調整だったはず…
HD: C+1臆病バドレックスのアストラルビット最高乱数切り耐え
S:ミラー意識で特化

入れないと始まらない環境なので入れた。
日ネクやヌオー入りだと出すのを多少ためらう(多くはカイオーガの方に出てってもらう)が、それ以外はとりあえず出しておけばとりあえず強いポケモン。

インファイトはディアルガ意識、ワイルドボルトはホウオウとルギア意識、火力のないザシアンなのでそれを補うつるぎのまいを採用。

最強のポケモンなのはみんな知ってるので書くことがない……。


▸偶然ではあるが、全員特性でS判定ができるポケモンになり、地味に便利だった。

◆苦手なポケモン◆

▸ルギア
倒し方が分からない。
レシラムのダイバーンを連打しつつザシアンのワイボ当てて…と、かなり相手のプレイングに左右されたり運を要したりする。
正直当たらないことで対策した。

▸ラッキー
ほんまこのピンクハゲナスビポケモン……
ランドロスとザシアンの格闘技でなんとかしたいが難しい。
オーガの零度も視野かと思っていたが、最終日1回しか当たらなかったので試せなかった。
正直当たらないことで対策した。

▸スイーパーの黒バドレックス
先発なら壁ゼルネorレシラムで倒せるが、特にレシラム選出で後ろから出てくるとキツいことが多い。
幸い先発運用のタスキ型が多かったのでなんとかなった。

▸ホウオウ
苦手意識がありすぎて最終日ザシアンにワイボを入れた。
ホウオウがいる時はダイナゼルネを出さないことを徹底しており、後の4体は全員対抗技を持っているので今回はあまり困らなかった…が前期までの苦手意識を払拭するのは大変だった。

◆結果◆

TNマキノ 最終654位(R1808)

最終日の朝にR1800まで上げて満足してしまいました…。
この構築作ったのが最終日前々日だったので考察不足で、3桁いけたら御の字だなと思っていました。
それまで5桁にいたりしたので最終3桁までいけて嬉しかったです。志低くてすみません。。

◆雑感◆

今までシリーズが新しくなったシーズンは参考にできる構築記事がないということでちゃんと潜ってなかったのですが、今期はなんとか過去の自分の戦法の派生から新しい構築を編み出せたので自分で言うのは変ですが成長を感じました。

戦術が簡単で使ってて分かりやすいので、もしかしたらルギアとラッキーに安定した立ち回りができればもっと良い線いけるかもしれないです。

大好きなレシラムをいっぱい使えたのと、スカーフカイオーガでIQ低めにバシャーンどかーんするのが楽しかったな~~!!

S35は最後の最後なので、レートの保存とか考えないでひたすら上を目指したいですね!

ここまで読んで下さりありがとうございました!!

◆リンク◆

YouTube
 私実はVtuberです。良かったら見に来てね(๑´▿`๑)

Twitter
 Twitterにはだいたいいつもいます(・^・)8